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『マリア あなたを包む愛の奇蹟』-その21。

by カウラーキー(kouraku)with新生クラヴァー&新生terataku

※このシリーズでは、『マリア あなたを包む愛の奇蹟』-ドリーン・バーチュー 宇佐 和通[訳]の内容を、ゆっくりと分かち合って行こうというものです。公式さまから許可を得たわけではありませんが、いつものように私の想いつき買いたいけど買えない方、また知るきっかけのなかった方に触れあって頂ければと想い、始めました。もしよろしくなければお伝えください。


夢の中で見た聖母マリア像――アグネスの体験

祖母のアグネスが亡くなったのは、リサが大学生のときでした。亡くなった人の思い出話は、大きくなりがちです。でも、アグネスに向けられた称賛は本物でした。“天使のような”という形容がふさわしい人物だったのです。リサは、誰に対しても純粋で無条件の愛情を惜しまなったアグネスの親族であることを誇りに思いました。

とても親しく、深く愛していたアグネスの死は、さまざまな意味で受け容れるのが困難でした。心から愛する人を失うという経験は初めてです。実家から離れて暮らしいたので、葬儀にも出られませんでした。別れの言葉をきちんと交わすことすらできなかったのです。

祖母が亡くなった後、何ヶ月経っても悲しみが癒されることはありませんでした。さよならを言うこともできなかったという後悔の念が、リサをさいなんでいたのです。

そしてある夜、リサを夢を見ました。あまりにもリアルだったので、リサは単なる夢ではないと直感しました。

夢の中で、リサはアグネスと一緒にいました。場所は、アグネスの家のようです。飾り気のない木の床の部屋で、窓がひとつ、そして聖母マリア像があるだけでした。リサが窓の外を見ると、雲が浮かんでいました。それを見たリサは、祖母が天国にいることを感じました。そしてふたりは、思っていることすべてを言葉にして相手に伝えました。アグネスと抱き合ったとき、リサはふたりの間に純粋な愛情と光がほとばしるのを感じました。

そしてアグネスが、聖母マリア像に向かうよう身振りで知らせました。聖母マリア像の顔は愛で輝き、ブルーのドレスが足元でなびいています。25年前の体験ですが、リサは夢の中で見た聖母マリア像を鮮やかに覚えています。祖母が、聖母マリアのおかげでふたりが再開できたことを伝えてきたのです。

カトリック信者の家庭で生まれ育ったリサは、聖母マリアとの絆を常に感じていました。祖母と過ごした夢にも心から感謝しました。この夢を“体験”した後は、祖母の最期に立ち会えなかったことを悔み、嘆き悲しむことはありませんでした。あまりの寂しさに涙が流れることはありましたが、夢を体験する前の悲しみとはまったくちがいます。自分という存在がより軽やかで、より自由に感じられるようになりました。なにより、祖母に別れを告げ、もう一度抱き合うことを可能にしてくれた聖母マリアに対し、心から感謝しています。

リサの夢のように、生き生きとした聖母マリア像は、多くの人々が夢やビジョンの中で体験する共通のイメージです。


カウラーキー(kouraku)with新生クラヴァー&新生terataku
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