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『マリア あなたを包む愛の奇蹟』-その23。

by カウラーキー(kouraku)with新生クラヴァー&新生terataku

※このシリーズでは、『マリア あなたを包む愛の奇蹟』-ドリーン・バーチュー 宇佐 和通[訳]の内容を、ゆっくりと分かち合って行こうというものです。公式さまから許可を得たわけではありませんが、いつものように私の想いつき買いたいけど買えない方、また知るきっかけのなかった方に触れあって頂ければと想い、始めました。もしよろしくなければお伝えください。


2章 聖母マリアが身体を癒す

聖母マリアの訪れやアパリション、そして祈りのことばによってもたらされる癒しについては、何世紀にも渡っていくつもの話が語られ続けています。

ルルドで起きた奇蹟の癒しに対する調査・研究が行われ、カトリック教会機構とルルド医療局が67の事例を本物の奇蹟であると認定しています。専門家によれば、正式に認定されていない事例が少なくとも5000件ありますが、いずれも信用できる内容です。ルルド医療局は患者に対する診断と治療を実証し、回復の理由が奇蹟以外に考えられない場合に限り、“科学的説明が加えられない癒し”(inexplicable healing)という表現が使われます。


この章で紹介するのは、暗闇の中にいる人々がひざまずいて助けを祈った結果もたらされた癒しの実例です。身も心も委ねることは、天に対する身勝手で一方的な要求ではありません。むしろ自ら身を引き、天が関わるための余地をつくることなのです。


緊急手術の夜に――ベティーの体験

乳がんを宣告されたベティー・マクウィリアムは、すぐに2回の手術を受け、化学療法も始めました。ところが、ベティーの体は強い薬物に対応できず、治療をしては長い入院を強いられるという状況が繰り返されました。

ガンそのもので体調が悪くなった実感はまったくありませんでした。体が弱っていく原因は、治療のほうです。当時ベティーには点滴で4種類の薬物が投与されていました。すべて終えるまでに5~7時間かかる点滴が、3週間ごとに行われるのです。治療を受けた後の数日間、ベティーは決まって体調を大きく崩しました。食中毒(何年も前に経験していました)に似ていますが、それよりもはるかにひどい症状なのです。

ベティーは、地球を旅立ち、神のところに行くことをまったく恐れていませんでした。旅立ちのときが来たのか尋ねても、返ってくるのは“まだ”という答えでしたが、治療を受けるたび、肉体と魂が離れてしまうような気がします。日に日に体力がなくなり、魂が肉体の上で浮かんでいるような状態でした。がんばって治療を受け、生き続けるにはどうしたらいいのか・・・・。ベティーは聖母マリアとイエス・キリスト、そして大天使ラファエル(癒しの天使です)に毎日祈りを捧げました。日に何回も祈ることもありました。

そして、3回目の治療を受けた後、体が食べ物を受けつけなくなり、頻繁に気絶するようになってしまいました。夫に病院に連れて行ってもらったベティーは、もう体のことなど、どうでもよくなっていました。生きていくことに疲れ果ててしまったのです。ガン治療が専門の主治医は出血を確認し、緊急手術のためベティーを別の病院に搬送しました。ベティーは自分で息子たちに電話をかけ、事情を説明して心配しないよう伝えましたが、搬送先の病院に着いたときにはすでに彼らが待っていました。父と一緒に一晩中、母親を見守ろうと駆け付けていたのです。

その夜、ベティーは夫と息子たちの目に、痛みと恐れが潜んでいるのに気づきました。愛する彼らのために、この状況をどうやって切り抜ければいいのか・・・・、彼女は考えました。

そしてベティーは、再び聖母マリアに祈りを捧げました。ベッドに横たわった彼女の顔に優しく添えられたふたつの手が感じられます。夫の手にしては小さいので、どちらの息子の手だろうと思って目を開けると、そこには聖母マリアがいて、白いベール越しに微笑みかけていました。そしてベティーは確信したのです。明日の手術の間、聖母マリアが見守ってくれているにちがいない。そして、すべてがうまくいくにちがいない・・・・。

彼女は祈り続け、すべての治療において医師たちを導いてくれるよう頼みました。主治医の診察を受けたのは、緊急手術の1週間後です。手術前までは4種類の薬物を点滴していましたが、医師は一気にひとつに絞る決断を下しました。ベティーの体はあまりにも繊細で、強い薬物を使った療法にはもう耐えられない状況だったのです。こうして、祈りに対する答えがもたらされました。ベティーはその年の6月までひとつの抗ガン剤による治療を続け、そして7月に入ると、ガンの危険が去ったことを知らされました。ベティー本人はガンがすでに治っていることを確信していましたが、医師が納得して治療方針を変更した背景には、聖母マリアのとりなしがあったのです。

そして今、ベティーは息子たちや孫たち、そしてさらに多くの孫たちを身ごもっている義理の娘たちを見守ってくれるよう聖母マリアに祈りを捧げ続けています。彼女も夫も、愛情にあふれた家族を持てたのも神の恵みであると信じています。子どもたちや孫たちが健やかに生きていくため、必要な愛情を注ぐことができるのは、聖母マリアのおかげです。すべての子どもが、人類すべてに役立つ贈りものを宿しながらこの世に生まれ出でています。ベティーは、聖母マリアが子どもたちを導いてくれることを確信しています。そして、自分自身も聖母マリアによって導かれていることを理解しているのです。

聖なる存在が介在できる場所を作ったのは、ベティーが抱いていた絶対的な信念と熱心な祈りです。天界の住人は人間の自由意思を尊重し、私たちの選択に立ち入ることなく、介入を願う私たちの祈りのことばを静かに待ち、私たちが自ら聖なる意思に身を委ねるのを助けてくれます。


カウラーキー(kouraku)with新生クラヴァー&新生terataku
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