LOG IN

『マリア あなたを包む愛の奇蹟』-その36。

by カウラーキー(kouraku)with新生クラヴァー&新生terataku

※このシリーズでは、『マリア あなたを包む愛の奇蹟』-ドリーン・バーチュー 宇佐 和通[訳]の内容を、ゆっくりと分かち合って行こうというものです。公式さまから許可を得たわけではありませんが、いつものように私の想いつき買いたいけど買えない方、また知るきっかけのなかった方に触れあって頂ければと想い、始めました。もしよろしくなければお伝えください。


友だちの名は“メアリー”――ミッシェルの体験

ミッシェル・エンリの子ども時代の思い出は、取るに足らないものばかりです。と言うより、ほとんどの思い出が消えてしまっています。無理もありません。子どもの頃のミッシェルは、性的、肉体的、精神的、そして感情的虐待にさらされていました。

覚えていることの中に、想像上の友だちを集めて開いたティーパーティーの楽しい思い出がありました。自分の子ども時代に起きたことは、長い間知らないまま生きていました。ほとんどの思い出が消えてしまった背景には、明らかなきっかけとなる何かがあったにちがいありません。2004年、想像上の友だちと一緒に楽しんだティーパーティーから35年後、記憶のかけらが夢に出てくるようになりました。ほんの少しずつ、ミッシェルが受け容れることができるだけ、もたらされるようになったのです。そしてミッシェルは、こうした小さな情報を集め、自分に起きたことを知りました。

そして、想像上の友だちも思い出しました。子どもの頃、いつも一緒にいた存在です。ふたりで過ごす時間がどれだけ楽しかったか、大人になってから思い出しても、まるで昨日のことのようでした。笑っては遊び、そしてまた笑いました。この友だちと一緒にいる間は、時間が止まったように感じたものです。

ミッシェルはある日、子どもの頃に想像上の友だちがいたか、母親に尋ねました。母は、「いたわ」と答えました。ミッシェルは、自分の友だちがメアリーという名前だったことを思い出しました。そして、気づいたのです。メアリーについて考えれば考えるほど、彼女が聖母マリアだったことがわかりました。聖母マリアは、暗くてつらい日々を強いられていた子ども時代のミッシェルを支え続けてくれていたのです。そして大人になってからも、ミッシェルは聖母マリアのビジョンを体験していました。聖母マリアはミッシェルを導き、ミッシェルの心を満たすために、母性を注ぎ続けていてくれたのです。

ミッシェルは、感謝の言葉を見つけることができません。そして、子どもの頃にしてくれたことへの感謝を忘れたことはありません。聖母マリアがいなければ、とっくに壊れてしまっていたはずです。ミッシェルは、今日も同じ言葉を唱え続けます。

「聖母マリアに祝福あれ。愛しています」

聖母マリアは、虐待的な人々の自由意思を阻止できないことを理解しています。それでも、決して休むことなく子どもたちを守るのです。ミッシェルのような子どもたちは。聖母マリアの存在を感じ、あるいはその姿を見ることができます。そして、自分が一人きりではないことを知るのです。

肉体的、感情的な癒しをもたらす聖母マリアの奇蹟は、助けを求める人すべてに与えられます。前にも述べたとおり、大切なのは救いを求める方法ではなく、求める気持ちそのものなのです。次の章では、聖母マリアと子どもたちの絆について見ていくことにしましょう。


カウラーキー(kouraku)with新生クラヴァー&新生terataku
OTHER SNAPS