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『大天使からのメッセージ 天界のメッセンジャー・ガブリエルとの出会い』-その2。

by カウラーキー(kouraku)with新生クラヴァー&新生terataku

※このシリーズでは、大天使からのメッセージ 天界のメッセンジャー・ガブリエルとの出会い』-ドリーン・バーチュー 宇佐 和通[訳]の内容を、ゆっくりと分かち合って行こうというものです。公式さまから許可を得たわけではありませんが、時間が余ったので買いたいけど買えない方、また知るきっかけのなかった方に触れあって頂ければと想い、始めました。もしよろしくなければお伝えください。


まえがき メッセージの天使“ガブリエル”


まえがき メッセージの天使“ガブリエル”

この本では、特定の宗教概念に偏らず、メッセージの天使であるガブリエルについて深く学んでいきます。この本で紹介する実話からもわかるように、ガブリエルは母親や文章を書く人たちに対してメッセージを送り続けます。

私の考え方を明らかにしておきたいと思います。私は天使に対する信仰を訴えているわけでも、祈りを捧げることを強いるわけでもありません。天使は、人々から崇拝してほしいと思ってはいません。そうではなく、すべての栄光は創造主である神、そして私たち人間に与えられます。この本は、必要としている人たちに神が天使を遣わす状況について書いたものです。大天使ガブリエルは特に母親たち、そしてものを伝える立場にある人たちを助ける役割を担っています。

聖書の正典に出てくる大天使は、ミカエルとガブリエルだけです。正典というのは、ほぼすべてのキリスト教徒に受け容れられている内容の聖書を意味します。他の天使について記されているいくつかの文書(死海文書が代表例です)もすべて含め、総合的に聖書と呼ぶ宗教もあります。たとえば『トビト書(カトリック、オリエント正教思想、東方正教会で受け容れられています)には大天使ラファエルに関する記述があり、聖書外典と呼ばれる文書にだけウリエルの名前が出てきます。大天使メタトロンは、死海文書に含まれる『エノク書』に出てきます。

聖書外典にはミカエルとガブリエルが出てきますが、人間と言葉を交わし、関わりを持つのはガブリエルだけです。ガブリエルが出てくる文書には、人間と親しく関わりながら導きを与える姿が描かれています。この本で紹介していくように、ガブリエルは今もあらゆる階層の人たちとの交流を続けています。

ガブリエルという名前は、“神の強さ”を意味し、“強くあるため”あるいは“より多く強さを使うという意味のセム語の単語“geber”から派生しました。“el”の部分には“神”あるいは“神の”という意味があります。ガブリエルは“メッセージの天使”として有名です。これは“angel=天使”という言葉が“神の遣い”を意味し、ガブリエルは人間と天使のメッセージを司る存在とされています。大天使=archangelの“arch”の部分には“第一”、“最重要”という意味があるので、ガブリエルは“第一、あるいは最も重要な天使”ということになります。実際ガブリエルは聖書の中で最初に名前が出てくる天使で、ユダヤ教とキリスト教、そしてキリスト教の三大一神教において重要な天使とされています。

ガブリエルの名前が最初に出てくるのは、死海文書に含まれる『ダニエル書』です。学問的には『ダニエル書』は2世紀に書かれたとされており、文章で記された伝統とバビロニアの歴史に関する分析、そして予言に関するビジョンが含まれています。ビジョンと夢はバビロニア王とダニエルのもので、ダニエルは夢分析を行う人として王に遣えていました。大天使ガブリエルは、救世主の到来に関する預言を含め、ビジョンを解釈するダニエルを助けました。ダニエルが残した救世主の到来に関する預言は、時系列と内容からイエス・キリストについて語られたものと理解されています。

聖書の中で次に登場するのは、新約聖書の中で最も長い共観福音書(『マタイによる福音書』、そして『ルカによる福音書』が含まれ、同じ内容の聖書物語が異なる形で語られています)である『ルカによる福音書』です。

ルカは医師で、使徒パウロの弟子だったとされ、イエスの昇天後100年ほどが経過した頃、ギリシャ語で福音書を記した人物です。大天使ガブリエルの名前をそのまま出した福音書記者はルカしかいません。

記述は大天使ガブリエルと老祭司ザカリアとの出会いから始まります。ザカリアと妻エリザベトはともにモーセの兄アロンの子孫でした。夫妻には子どもがおらず、年齢のこともあり、すでに諦めていました。ある日、祭司を務める寺院でガブリエルの姿を見たザカリアは、驚きと恐れを感じました。そしてガブリエルはこう告げました。

恐れることはない、ザカリア。あなたの願いは聞き入れられた。あなたの妻エリザベトは男の子を産む。その子をヨハネと名付けなさい。その子はあなたにとって喜びとなり、楽しみとなる。多くの人もその誕生を喜ぶ。彼は主の御前に偉大な人になり、ぶどう酒や強い酒を飲まず、既に母の胎にいるときから聖霊に満たされていて、イスラエルの多くの子らをその神である主の元に立ち帰らせる。
                                   『ルカによる福音書』1章13~16節

ザカリアは最初、天使の言葉に反論し、妻は子どもを産むには歳をとり過ぎていると言います。しかし、このすぐ後にエリザベトが妊娠し、後に洗礼者ヨハネとして知られることになる男の子が生まれました。こうして天使の預言は現実となったのです。それから6か月後、ガブリエルはヨゼフの妻マリアのもとを訪れ、受胎告知を行ってイエス・キリストの誕生を知らせました。まだ処女だったマリアは、この知らせを聞いてとても驚きました。でも、ザカリアとエリザベト夫妻の妊娠・出産と同じく、マリアの妊娠に関するガブリエルの預言も現実となりました。予言者ダニエルが救世主の到来に関するビジョンを解釈するのを助けているので、大天使ガブリエルははイエスの誕生について2回語ったことになります。

イエスが亡くなってから600年後、アラビアのメッカに住んでいた預言者モハメドが、洞窟の中で瞑想をしているときに大天使ガブリエルの訪問を受けました。それ以来、一生を通じて啓示を受け続けることになります。モハメドはガブリエルから与えられた啓示を文書に残し、これがコーランになりました。コーランでは、ガブリエルはアラビア語のジブリルという名前で呼ばれています。『Mohammed: The Man and His Faith』(モハメド:人物と信仰/日本語版未発行)の著者T・アンドレアは大天使ガブリエルとの交流について語ったモハメドの次のような言葉を紹介しています。

啓示はふたつの方法でもたらされる。ガブリエルがやってきて、第三者に向かって話しているような口調で話すときは、話していることがよくわからない。鐘の音に混じってメッセージがもたらされることもあり、とても混乱する。でも、一度受けた啓示を忘れることはない。

ガブリエルの名前は、エチオピア正教会で聖書正典とされている死海文書に含まれる『エノク書』にも出てきます。エノクはノアの曽祖父で、アダムの子孫にあたる人物です。ガブリエルとミカエルの助けを借りて天国を訪れ、神と天使の姿を目の当たりにしました。肉体が滅びたとき、神の手によって大天使メタトロンになりました。

『第一エノク書』では、“見張りの者”(人間の女性と交わって子どもをもうけた堕天使)と罪人たちを世界から追放するため、神が大天使ガブリエルを召喚します。ガブリエルは「聖なる遣いの一人、蛇とエデンの園とヘビ、そしてケルビムを見守る」(『第一エノク書』20章第7節)という記述もあります。

ガブリエルはまた、ヘブライ語の『ミドラシル』(ヘブライ語の聖書物語から生まれた伝承および伝説)でも大きな役割を果たしています。『ミドラシル』では、ガブリエルが幼子アブラハムの命を助けたとされ、ファラオの娘の注意を惹くために幼子モーセに泣き声をあげさせ、その結果としてモーセは養子として引き取られました。


カウラーキー(kouraku)with新生クラヴァー&新生terataku
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