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『マリア あなたを包む愛の奇蹟』-その53。

by カウラーキー(kouraku)with新生クラヴァー&新生terataku

※このシリーズでは、『マリア あなたを包む愛の奇蹟』-ドリーン・バーチュー 宇佐 和通[訳]の内容を、ゆっくりと分かち合って行こうというものです。公式さまから許可を得たわけではありませんが、いつものように私の想いつき買いたいけど買えない方、また知るきっかけのなかった方に触れあって頂ければと想い、始めました。もしよろしくなければお伝えください。


我が子を失う悲しみに寄り添う聖母マリア


子どもを育むという過程には、感情的なアップダウンがつきものです。しかし、子どもを失うという痛みとは比較になりません。妊娠中でも、小さな頃でも、子どもを失うことに伴う痛みは、いつまでも残り続けます。幸いにも、聖母マリアは嘆き悲しむ両親を慰め、生き続けられるように、そしてわずかでも安らぎが感じられるようにしてくれます。

“この赤ちゃんは、神の子です”――メアリーの体験

メアリー・アリス・サントロは、ひとことで表現するなら、大器晩成型の女性でした。結婚した時の年齢は35歳でした。選り好みをしていたわけではありません。自分の伴侶として納得できる男性、ソウルメイトと呼ぶにふさわしい相手が現れるのを待っていただけです。そして、理想の男性と結婚できました。結婚式を挙げてから5か月後に妊娠したとき、メアリーも夫も、とても喜びました。神の贈りものが届くと信じ、それをみんなに話していました。

しかし数週間後、最高の喜びがどん底の悲しみに変わってしまいました。メアリーが流産したのです。悲しみに打ちひしがれたメアリーは、神に尋ねました。

「なぜ赤ちゃんを授けておきながら、取りあげたのですか?」

答えはもたらされませんでした。

担当医も流産の原因を特定できませんでした。メアリーの体に問題はありません。特に理由もなく起きることがある、としか説明のしようがなかったのです。でも、そんな説明でメアリーが納得できるわけがないし、とても受け容れられるものではありません。物理的な理由や原因以外のものがあったとしか考えられなかったのです。メアリーは嘆き続けました。夫に気づかれないよう、バスルームにこもって泣くこともありました。そして神に対し、なぜあんなに悲しいことが起きてしまったのか、尋ね続けました。

答えは、ある夜見た夢の中でもたらされました。夢に、毛布でくるんだ子どもを抱いた聖母マリアが出てきました。かなり遠くに立っています。メアリーには、聖母マリアが抱いているのが自分の子どもであることが分かりました。聖母マリアは、青の長いドレスを着て、白いベールをかぶっていました。髪の毛は茶色で、肩のあたりまでの長さがありました。

優しく、静かな声で、聖母マリアは語りかけてきました。

“愛しい娘、悲しんではいけません。この赤ちゃんは、あなたと同じ神の子です。愛され、慈しまれています。あなたのために祈り、常にあなたのそばにいます。心配することはありません”

この夢を見たのは今から25年前です。メアリーが夢に現れた聖母マリアの輝くような美しさ、そして愛情を忘れたことはありません。子どもが天国で天使たちに囲まれながら自分のために祈ってくれていることを確信したメアリーは、生きる希望を与えられました。聖母マリアは、愛情あふれるまなざしで一人ひとりを見守り、幸せを願ってくれているのです。

メアリーの心がいずれ癒されることを知った聖母マリアは、ビジョンを通じ、生まれてくることがなかった赤ちゃんが天国にいることを知らせました。子どもを失い、悲嘆に繰れる母親の心は、聖母マリアによって癒されるのです。

赤ちゃんを授かった瞬間から、母親となる女性は、その子との絆を育み始めます。子どもを失って絆が断たれてしまうことは、いつであっても、どんな状態であっても、痛み多き出来事です。


カウラーキー(kouraku)with新生クラヴァー&新生terataku
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