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『マリア あなたを包む愛の奇蹟』-その54。

by 寺口 巧(てらぐち たくみ)-カウラーキー(kouraku)with新生クラヴァー&新生terataku

※このシリーズでは、『マリア あなたを包む愛の奇蹟』-ドリーン・バーチュー 宇佐 和通[訳]の内容を、ゆっくりと分かち合って行こうというものです。公式さまから許可を得たわけではありませんが、いつものように私の想いつき買いたいけど買えない方、また知るきっかけのなかった方に触れあって頂ければと想い、始めました。もしよろしくなければお伝えください。


聖母マリアが息子を天国に連れていってくれた――カーリーの体験

カーリー・メアリー・ダドリーが息子クリスチャンを産んだのは、2007年のオーストラリア・デー(1月26日)でした。ところが、クリスチャンの人生は始まったと同時に終わりを告げてしまったのです。カーリーは、冷たくなった息子の体を胸に押し付けながら聖母マリアに祈りを捧げました。祈るのは、2006年に初めて子どもを産んだとき以来です。母親にとって、子どもを失うことほどつらいことはありません。その苦しみを強いられることになったカーリーは、聖母マリアなら自分の思いを察してくれると信じていました。

病院のベッドに横たわったまま、カーリーは目を閉じていました。そうしながら、聖母マリアと天使たちに彼女の美しい息子を天国に連れて行ってくれるよう頼んだのです。祈り終わって目を開けると、ほんの一瞬、病室全体がまばゆいばかりの光で満たされました。明るい照明が消える瞬間に目を開けたときのような感覚です。カーリーは、聖母マリアが訪れ、息子を天国に連れて行ってくれたことを確信しました。そして、言葉で表現できない安堵を感じることができました。

聖母マリアが息子と一緒にいてくれることを知ったカーリーはやがて立ち直り、ひとりの女性として、そして母親として今日まで成長を続けてきました。耐えがたいほどの悲しみを乗り越えた彼女は、5月の第一日曜日を「子どもを亡くした母親の日」と定め、自分と同じ悲しみを体験した世界中の人々のために活動しています。

カーリーは、痛みを踏み台に変え、悲しみに暮れる女性たちを助け続けてきました。美しい行いだと思います。聖母マリアであっても、死が起きるのを避けることができないかもしれないかもしれません。でも、子どもを失くした嘆き悲しんで痛んだ心を癒すはできるのです。


寺口 巧(てらぐち たくみ)-カウラーキー(kouraku)with新生クラヴァー&新生terataku
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