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『ラファエルの奇蹟 病を癒す大天使と出会った人々』 -その1。

by 寺口 巧(てらぐち たくみ)-カウラーキー(kouraku)with新生クラヴァー&新生terataku

※このシリーズでは、『ラファエルの奇蹟 病を癒す大天使と出会った人々』-ドリーン・バーチュー 宇佐 和通[訳]の内容を、ゆっくりと分かち合って行こうというものです。公式さまから許可を得たわけではありませんが、やっと書ける余裕がつくれたので買いたいけど買えない方、また知るきっかけのなかった方に触れあって頂ければと想い、始めました。もしよろしくなければお伝えください。


はじめに

あなたの“意志”がラファエルの奇蹟を呼ぶ

この本は、特定の宗教観に偏らない形で、ラファエルという名の大天使について記したものです。ラファエルは、人間をはじめとするすべての生き物を癒す強い力を宿した天界の住人です。ラファエルという名には、ヘブライ語で“神は癒す”あるいは“癒す者”という意味が込められています。ヘブライ語で“医師”を意味する“Rophe”という単語から派生したとする人々も多いようです。
名前が明記されているわけではありませんが、多くの神学者が、ベトザタの池で病人を癒した大天使はラファエルだったと解釈しています。この逸話は、『ヨハネによる福音書』に記されています。ラファエルはまた、ユダヤ人の父祖アブラハムとその妻サラを訪れて男の子が生まれることを告知し、アブラハムの孫息子ヤコブがレスリングで負った怪我を癒し、ソロモン王に魔法の指輪を授けた大天使でもあります。

カトリックでは癒しと医師、旅人、そして仲人の守護聖人として列聖され、聖書の第二正典(ローマンカトリックと東方正教会で、西暦397年より正典として認められました)である『トビト記』にも名前が出てきます。『トビア記』とも呼ばれるこの書は行方が分からなくなってしまいましたが、20世紀に入ってから、古代エッセネ派の神殿だったクムラン洞窟で“死海文書”の一部として発見されました。

『トビト記』は、善行を重ねて生きてきたユダヤ人トビトと、その息子トビアに関する物語です。視力を失ってしまったトビトはある日、絶望のあまり神に向かって死を願います。同じ夜、サラという女性が、やはり神に対して死を祈っていました。彼女は7回結婚していましたが、花婿が婚礼の夜に必ず死んでしまうのです。あまりにも不幸が続くため、生きているのがいやになっていました。

神は、トビトとサラそれぞれの祈りに応え、大天使ラファエルを人間の姿で遣わしました。トビトの前に現れたラファエルは、自分が天使であることは明かしませんでしたが、長い旅に出ることになっていたトビアを守護し、導くことを約束しました。トビトは、遠くの土地に住む知人に財産を預けていました。トビアは、それを受け取りに行きました。

その後、ラファエルはトビアとサラを引き合わせ、ふたりは恋に落ち、結婚することになります。7人の夫を相次いで亡くしたのは、サラについた悪魔のせいでした。ラファエルはこの悪魔を追い払い、トビアが魚を原料にした軟膏を作るのを手伝いました。この軟膏を目に塗ったトビトは、視力を取り戻すことができました。そしてトビアが持ち帰った財産で、3人は新生活のスタートを切りました。すべてが解決したとき、大天使ラファエルは自らの正体を明らかにして、天界に戻っていきます。

ラファエルが医師や旅人、目の不自由な人、そして仲人の守護聖人とされている背景には、こうした逸話があります。この本では、ラファエルが担う癒しの役割を紹介していきます。

ラファエルの名前は、死海文書の『エノク書』にも出てきます。この文書では、“聖なる天使の一人で、人間の魂を司る”役割を持った存在とされ、堕天使と巨人族に蹂躙された地球を癒すことを神に命じられます。悪魔を追い払い、すべての子どもを助け、世界をありとあらゆる腐敗から守ります。こう考えると、大天使ラファエルの任務は今日でも続いていると言えるでしょう。


あなたと大天使ラファエル

天使が人間を助けてくれることを知って驚いた多くの人々が、私に手紙を送ってくれます。現代という時代に、ミカエルやラファエル、そしてガブリエルといった大天使たちが、ごく普通の人々に救いの手を差し伸べるという事実が信じられない人々も少なくないようです。「天使というのは、聖書の中だけの特別な存在なのではありませんか?」とよく尋ねられます。その通りですが、聖書が書かれて何千年も経った今でも、天使たちは人間を救い続けてくれているのです。

天使は神の遣いであり、神の言葉を伝える者です。創造主である神の意思は、私たち人間一人ひとりが穏やかに暮らせることにほかなりません。地上界で人間が穏やかに暮らせるようにするため、天使が遣わされます。すべての人間の幸せを実現させるためには、地球を幸せいっぱいの人々で満たさなければなりません。私もあなたも、幸せにならなければいけないのです。天使が担う役割は、いかなる形であれ、人間が穏やかに、健やかに生きていけるようにすることです。幸せは、体の健やかさに直結します。神が癒しの大天使ラファエルを地上界に遣わして、すべての人が健やかに暮らせるようにするのは、ごく自然なことなのです。

天使の助けを求めるのに、特別な人間である必要はありません。天使は、すべての人に救いの手を差し伸べます。すべての人を深く愛しているからです。そして、すべての人が心穏やかに、健やかに過ごすことが、神の意思なのです。

また、すべての人が常に守護天使(ガーディアン・エンジェル)に守られています。守護天使も天界の住人で、いかなるときも自分が守っている人を第一に考え、助け、導きます。人間を護っているのは大天使や守護天使だけではありません。あなたという人を愛してやまない魂も、常にあなたを見守っています。こうした存在は、天使とはちがいます。かつて肉体を持って物質世界を生きていた頃の自我が、完全に抜けきることはないからです。それでも、天使にきわめて近い働きをしてくれます。また、必要なときには天使とチームを組んであなたを守ってくれるでしょう。

“アークエンジェル=大天使”という言葉は、“最も偉大な神の使者”を意味するギリシャ語から生まれました。“アーク(Arch)”という部分は“第一の”あるいは“最も偉大な”という意味であり、“天使(Angel)”は“神の使者”という意味です。

守護天使と比べると、大天使は体も大きく力も強く、役割もはっきりしています。宗教書には多くの大天使が出てきますが、主要宗教では大天使の数が4~7人とされることが多いようです。ラファエルの名は守護のミカエル、神の言葉を伝えるガブリエルと並び、常に最初に出てきます。

自我も肉体も持たない大天使には、いかなる制約もありません。よって、多くの人々を同時に助けることができます。助けを求める人すべての祈りの言葉を聞き入れ、それぞれの人に最もふさわしい形で救いの手を差し伸べることができるのです。自分が天使を独り占めしてしまうと思わないでください。

天使は崇拝されるべき存在である、と言っているのではありません。すべての栄光は、あなたと私、そして天使を創った神に向けて捧げられるべきでしょう。ただし、大天使や天使が神とのコミュニケーションの媒体になってくれることは明らかです。神は私たち人間が協力して地上界の完全な平和を生み出すことができるよう、天使を仲介役として創り出しました。

「神に対して言葉をかけることができるのに、わざわざ天使を仲介にすべきなのでしょうか?」と尋ねられることがあります。とても素晴らしい質問だと思ったので、私は自分で祈りを捧げ、納得できる答えがもたらされるのを待ちました。

神の声をはっきりと耳にすることができて、束縛されることがない絆がしっかりと感じられるなら、神に直接言葉をかけるのがいいでしょう。ただし、健康上の問題などで精神的に追い込まれている人は心が平静でなく、神の導きが発する聖なる振動をそのままの形で感じ取ることができません。心が乱れている人は、まず天使に話しかけた方がいいでしょう。天使は人間の心と体の状態を見きわめ、それに見合った振動でコミュニケーションを取ってくれるのです。

天使は、すべての人間に対する神からの贈りものにほかなりません。そして、すべての贈りものが感謝の気持ちと共に受け容れられるべきです。神は、人間を助けるために天使を生み出しました。


ラファエルの姿を眼に映す

私は、幼い頃から天使の姿を目にしてきました(感受性の強い子どもなら、誰でも宿している特殊能力といえるでしょう)。ラファエルとの関係も、感情を基にした、確固としたものでした。私にとって、ラファエルはとても親しく、心から信頼できる友人です。愛情と慈しみ、そして優しさが込められたユーモアのセンスも一流です。笑いが癒しをもたらすというのは本当です。

天使は肉体を持ちません。姿を現す場合(絶体絶命の状況や夢の中、霊能力を用いたリーディング、あるいは幻視など)は、“受け手”が一番理解しやすい姿で現れます。私の経験から言えば、大天使はそれぞれの特性を示す姿で現れることが多いようです。たとえば大天使ミカエルは、力の強い守護の大天使らしく、ボディービルダーのような見事な肉体をしています。大天使ラファエルには、ミカエルのように力がみなぎっている感じはありません。大天使ラファエルの資質は健やかさです。力を抜いて、リラックスした状態が健康的ということなのでしょう。

大天使は、独特のエネルギー場を生み出すという特性を宿しています。霊感が強い人は、きらめく色の違いまでわかるはずです。大天使ミカエルのエネルギーは深いブルー、あるいは紫で、大天使ラファエルのエネルギーは緑色の光を発します。大天使ラファエルを遣わして癒してくれるよう神に祈りを捧げると、実際に緑色の光を感じることがあります。きらめく緑色の光を感じたら、それはラファエルがすぐ近くにいるというしるしです。

癒しを必要としている人の体、あるいは体の部位が緑色の光に覆われている場面をイメージすることで、ラファエルに来てもらい、癒しのエネルギーで包んでもらうことができます。

トビアを導いた天使として絵画に描かれることが多いラファエルは、カドゥケウス=癒しの杖を手にしています。これから先、本文でラファエルの癒しの奇蹟を明らかにしていきましょう。

癒しの大天使ラファエルは、人を助けたときにそのしるしを残します。救われた人々が、“ラファエル”という文字が書かれたナンバープレートを見たり、名札を付けた人に出会ったりして、ラファエルに助けられた証しを目の当たりにすることがとても多いのです。ひとつだけ確かなのは、大天使ラファエルがすぐそばにいることを明らかな形で自ら知らせてくれることです。ラファエルがそばにいることがわかれば、それだけで緊張が解け、癒しの効果を高めることができます。


ラファエルの存在を感じ取る

明らかな形のしるしがなくても、ラファエルの存在を感じる人は少なくありません。ラファエルの癒しは、物理的な刺激を伴います。ラファエルの優しいエネルギーは、安らぎと信念、そして信頼をもたらしてくれます。ラファエルに癒された人々の記憶には、暖かい感触と、優しい刺激が残ります。

私は、この本の執筆中、ひどい風邪をひいてしまいました。まさにこのとき、大天使ラファエルの癒しの力を実感しました。癒してくれるよう頼むと、辛かった症状がすぐに消え、とても楽になりました。ラファエルは、風邪から深刻な病気まで、なんでも癒すことができます。必要なのは、自らの意志で癒しを願うことだけなのです。


寺口 巧(てらぐち たくみ)-カウラーキー(kouraku)with新生クラヴァー&新生terataku
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